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2023.08.30

計画準備から補修メンテナンスといった入口から出口まで対応! ダム点検の効率化に向けたアルビトの水力発電インフラドックサービス

2023.08.30

 日本の水力発電は明治時代からと長く、急速な産業化とともに発展してきました。現在の日本の発電量全体に占める水力発電の割合は、2022年では7%程度(※1)で、再生可能エネルギーの中では太陽光に次いで2番目の多さです。また水力発電は発電量の調整がしやすく、再生可能エネルギーの中でもベース電源としての役割も期待されています。
 一方、水力発電にはいくつかの課題が存在します。その中でも重要な課題はダムのメンテナンスです。ダムは水力発電の基盤となる重要なインフラですが、長年の使用や自然災害の影響で老朽化が進んでいます。老朽化したダムの安全性を確保するためには、定期的な点検と適切な補修・改修が必要です。
 しかし、点検方法に関しては目視や望遠写真、ロープワークが必要な場合もあり、昨今の人材不足や公共予算の見直しなど、より効率的かつ確実な点検方法が求められています。 

 アルビトではこれらの課題を解決するために、ドローン/センサー×AI×専門家によるトータルソリューションのインフラドックサービスを、水力発電向けにも展開を進めています。各施設におけるこれまでの点検手法とアルビトによる点検手法は以下の通りです。

 

 今まで点検自体が困難であった調圧水槽なども、ドローンなどのツールを用いることで対応できるようになります。また、双眼鏡や望遠カメラによる遠望目視点検であったダム堤体やゲート部なども、効率的なデータ取得を行います。
 加えて、解析アルゴリズムによる診断と専門家の知見を合わせ、お客様の状況を踏まえたその後の判断やアクションに活かせるレポートを作成することにより、既存の点検手法と比べて所要時間を大幅に減らすことができます。
 点検に使うドローン/センサー/カメラなどの機材の選定も、点検の箇所や目的に応じてアルビトで行います。様々なニーズへ対応を可能にするために、例えばGPSの届かない閉鎖空間の飛行が可能なドローンや、ドローンの撮影映像から3Dデータを生成する処理に関して、当該領域に強みを持つLiberaware社(※2)と技術連携を行うなど、パートナーシップの拡大を進めています。


 この点検の計画段階から、機材選定、撮影・データ取得、レポート作成までを一括して行うことはもちろん、アルビトは業務全体の中で一部領域を担当しながら、個別の強みを持つ他の業者様と協力して現場対応を進めていくことも可能です。
 水力発電は日本のエネルギー供給において重要な存在です。アルビトは、ダムメンテナンスに関する課題を適切に解決しながら、持続可能な運営を支援させていただきます。
 水力発電メンテナンスに関してお悩みの点が少しでもありましたら、お問い合わせいただければと存じます。

※1.環境エネルギー政策研究所:2022年の自然エネルギー電力の割合
※2.Liberaware社ホームページ


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