インフラドックサービス（事例紹介）

はじめして、アルビトです。

　弊社は専門家×ドローン×AIによる社会インフラ向けトータルソリューションを通じて、お客様が抱える課題を解決し生産性の向上をともに実現を目指しています。

さて、弊社には風力発電設備にかかわる会社から、様々な問い合わせをいただきます。

• アルビトはどのような範囲をカバーできるのか？
• 作業期間や金額はどのくらいになるのか
  
  といったものはもちろんですが、
  
  
• 人による作業だと風車設備の停止時間が長くなってしまうので、それを解消したい
• 点検や補修を行っているパートナー会社はいるが、タイミングが合わず実施日程調整が難航しがち
• ドローンが話題になっているが、ドローンを使って具体的にどのようなことができるのか知りたい
• ドローンで撮影してみたが、画像枚数が膨大になり、管理していくのが面倒
• 点検～補修～計画作成をそれぞれ調整するにあたって、情報の管理が煩雑

など様々なお悩みをいただきます。

　弊社では「点検・調査」「レポート作成・分析」「データ管理」「補修」「計画作成」「システム導入」といった範囲を、先進技術の活用と設備メンテナンス専門家のノウハウを最大限に生かしたサービス「インフラドックサービス」（図１）で支援を行っています。

■図１．インフラドックサービス　サービスメニュー

　今回は、その中からある会社の設備運用部門が抱えていた課題を「インフラドックサービス」でメンテナンス業務の効率化を行い

• 点検期間が70％削減
• 点検コストを50％削減
• レポートのカスタマイズで補修時や経過観察時にスムーズな状態比較

を実現した事例をご紹介します。

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• 設備の劣化が発生しており、早急に点検~補修を行い設備を稼働させる必要があった
• 点検会社や補修会社が過渡期でアサインが難航し、点検から補修完了までを３カ月以内に行ったうえで、年内での稼働再開に向けての調整に苦労していた
• 将来的にどのようにメンテナンスを効率化していくのが良いのかを検討する時間がなかった
  ※効率化のアイディアとしてドローンなどのキーワードは認知していたが、具体的にどのように自社設備に適応できるのか、オペレーションをどのように工夫していくのが良いのかを検討する時間がなかった

これらの課題に対し私たちは以下のステップでアプローチを実施いたしました。

1. お客様の置かれている状況を設備メンテナンスの専門家が次のような観点でヒアリング、実現したいイメージ（図２）を共有しました。
   ■ヒアリングの観点
   ・今までの点検の実施方法と課題
   ・課題とまではいかないが悩んでいること
   ・既存のパートナー企業のカバー範囲とアルビトが支援する範囲の役割分担
   ・ほか、点検・補修業務以外の設備メンテンナンス全般に関わる課題や悩み
   など
2. 緊急度の高い課題と将来実現したい悩みを整理し、活動スケジュールを作成しました。具体的には次のような内容です。
   ・直近に対応が必要な作業を整理し直近活動スケジュールを作成。アルビトが対応する作業以外にも、お客様が既に実施予定を組まれている作業やパートナー企業様で対応予定の作業を整合を取って整理
   ・中長期ロードマップとして、翌年度以降の経過観察タイミングの素案作成
3. ドローンを用いた短期間での点検実施。補修見積を含めた点検レポートを作成。その後の補修までアルビトで対応しました。
4. 経過観察サポートとして現地での目視確認結果を随時共有頂き、落雷時の点検や補修判断材料の提供等をサポート
5. 翌年度以降も計画的な点検および緊急対応をサポート

■図２.実現したいイメージ案

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まとめ

　ドローンを単純に利用するだけ、ＡＩといった画像診断を組み込むだけ、といった単一的な改善ではなく、お客様におかれる状況を踏まえて最適なアプローチを共に考え、スキーム作りから支援を行うことにより、メンテナンス業務の効率化がされ

• 点検期間が70％削減
• 点検コストを50％削減
• レポートのカスタマイズで補修時や経過観察時にスムーズな状態比較

が実現できました。またお客様からは

• ちょっと気になる箇所が見つかったときに相談に乗ってくれるので安心
• 損傷の進行度合いを都度見ていけるので、いつ直すかも相談出来てよかった
• 点検時や補修時のデータを整理整頓しておいてくれるので、普段設備を運転していて「あれ？」と思う箇所が見つかった場合に、それが元々あったものか、新しくできたものかがわかりやすい。かつそれが損傷なのか汚れなのかなどのチェックもサポートしてくれるので助かる

といったお言葉も頂いております。

　アルビトでは補修や経過観察を見据えてアプローチを行いますので、お客様側はスポット的にコストや工期を効率化するのみでなく、継続的にメリット享受を狙っていくことが可能です。また、お客様の目線に立って一緒に改善策を作り上げていくことにより、日頃から連携を密に取りながら、設備メンテナンス業務の効率化を進めてまいります。